GOOD DESIGN EXHIBISION 2012
2012.11.22-26
東京ビッグサイト

『Dage』がGOOD DESIGN AWARD 2012でグッドデザイン賞を受賞しました。

イベントの初日は受賞式、著名な方もたくさん来場されていて人・人・人・・・
2日目からは受賞作品の展示会、あらゆる分野の優れた作品が展示されていました。
その一つ一つが実にユニークでついつい見入ってしまうものばかり。
でも待てよ、これデザインの考え方の根源はみんな変わらないぞ。。

今回は廃材を利用したプロダクトデザインでの受賞だったのですが、、
ことの発端は、取引先の木工所社長の「木の価値を復活させたい」という思いから。
こちらの会社では高級家具の製作販売を続けていたのですが、時代とともに需要が減少。
そこで何か新しい産業を生み出したいという相談を受けました。
工場に行くと、家具を造る工程で使用することが難しくなった廃材が山積みになっていて、僕も社長もこれをなんとかしないかんやろ。。と。
計画当初から社長はもちろん職人さん達にもデザイン会議に参加していただき、一緒になってコンセプトづくりをしました。もちろんデザインも一緒になって考えました。
私の事務所でデザインしたものを製作していただくことも可能でしたが、それでは図面通りに職人さんは造るだけで、会社をより良くしたいという思いや危機を一緒に乗り越えるという意識が芽生えません。
また、デザインの意図するところをより理解していただくためにも必要なことだったと思います。
これまで大きな家具を造っていた職人にとって小さなプロダクトを造るには感覚的な違いもあり、技術的な難しさも多々ありました。
が、技術を向上させるのもデザインの一つの役割だと考え、みんなで試行錯誤。
結果として今回の受賞にも繋がり、会社としての士気の向上にも繋がりました。

この度の受賞は、私にとっても新しい試みがたくさんあり、苦しいながらもとても楽しく取り組むことができました。
「ものづくりの発想の根源は変わらない。」
この一言を信じてついてきてくださった皆様に感謝です。

JCD DESIGNERS ACCESS 2012 ベストデザイナーズ表彰
2012.11.16
名村造船跡地

JCD DESIGNERS ACCESS 2012 ベストデザイナーズ表彰で準グランプリをを受賞いたしました。
関西で活躍する40歳以下のデザイナーを発掘するという趣旨のイベントで、当時39歳だった僕はギリギリセーフ。。
グランプリ、同じく準グランプリに選ばれたのは業界最大手の組織事務所のデザイナーさんでした。
その中にく食い込めたことに価値があるのかどうか、なんだか悔しいような気もしながら。。よくわからない感じでの受賞でした。

受賞対象作品は『LaLa clesso』 『ボール紙とベニヤの茶室』 『Dage』でそれぞれ「インテリア」「アートワーク」「プロダクト」あえて分野の異なるものを提出しました。
僕は「建築家」の職能としてあたりまえのことだと思っているのですが、日本の建築業界では建築以外の仕事はタブーという人も少なくありません。
受賞式でも話したのですが、海外に目を向けるとヤコブセンやマッキントッシュも建築・インテリア・家具と多岐に渡ってデザインしていますし、あのフランクロイドライトだって、フォトフレームをデザインして事務所の収益にあてていたという事実があります。
就職した頃から日本の建築業界の閉鎖的な感覚に疑問を抱いていたこともあり、自分の限界を自分で決めてしまうことほどつまらないことはないなぁと思っていました。
最近でも「橋口さんて何者ですか?」と言われることがあるのですが、「建築家といわれる仕事をしています。職能としてあたりまえのことをしています。」と答えるようにしています。

この度の受賞が業界の閉鎖感にに少しでも寄与してくれれば幸いに思います。

JCDデザインアワード2012
2012.06.23
東京デザインセンター ガレリアホール

『ボール紙とベニヤの茶室』がJCDデザインアワード2012で入選いたしました。

ダンボールで何かできませんか?時間とお金はありませんが人手はあります。。
こんな無謀な企画から始まったイベントは大阪梅田の芝田町画廊という小さなギャラリーでスタートしました。
1~3日目・・・スタッフ、学生達と事務所に泊まりこんでの図面、模型製作
4~7日目・・・材料発注・ギャラリーにて本体の製作
8~10日目・・・ギャラリー展示・お茶会
実際に学生達が亭主に扮してお茶会を催し、新聞にも取り上げられるなど大変評判がよく、あれよあれよと「京都国立近代美術館」で展示させていただけることにもなりました。

このお茶室は「ダンボール」と「ベニヤ」だけでできています。
どちらも安価で手に入り易い工業製品ですが、手仕事を加えることで劇的に変化するモノ・空間のあり方を学生達と一緒に体得した実践的研究でもあるのです。
この度の受賞は、特にデザインが優れているということだけでなくコンセプトワークも評価されてのことで、私達が常に考えている「ものづくり」の手法を認めていただけたことに感激し大変嬉しく思いました。

BEST STORE OF THE YEAR 18th
2010.03.11
東京ビッグサイト

『山口大学附属病院レストラン』がBEST STORE OF THE YEAR 18thで特別賞を受賞しました。

この施設は、国立大学病院に附随するレストランです。
施設利用者は、お見舞い客、医療従事者、大学職員、医学生と様々で、飲食や休息、簡易な打ち合わせと多様な目的をもって訪れます。
ここでは、『患者様関係の一般客』と『職員や学生』の視覚的・動線的な分離と様々な目的に対応できる空間が求められました。
計画は、暗いイメージになりがちな病院施設において、既存の天井高を最大限に利用することで、明るく開放的な癒しの空間を構成し、施設の『ハレ』と『ケ』のバランスポイントを模索しながら計画した、超ローコスト物件です。
多様なニーズに応える座席構成は、大きく5グループに分けられ、それぞれが特有の雰囲気をもつスペースとなっており、グルーピングされた座席は、程よい高さのパーティションや柱のボリュームを利用しながら他のグループと意図的に遮っています。
また、ローコストでの計画であったため、計画当初から積極的なコストコントロールを行いました。
和・洋・中いずれのイメージにも偏らないデザインを心掛けながら、規格化された建材のモジュールを徹底的に計算することで無駄のない造作計画とし、什器のパーティションや壁面装飾も全てのピッチやディティールを規格化することで、安価で統一感のあるデザインとしました。
人の命を預かる大きな施設で、少しでも多くの利用者がそれぞれのスタイルに合わせて心置きなく食事を楽しむことができ、日頃の疲れを癒してもらえるよう願っています。
3年連続の受賞は、設計者としてこの上ない喜びとなり大きな自信にも繋がりました。
クライアントはもちろん、工事に携わった人みんなで受賞の喜びを感じることができ、とても嬉しく思っています。本当にありがとうございます。

今年の漢字『新』
2009.12.11
清水寺(京都)

今年の漢字が『新』に決まりました。
・さまざまな「新しいこと」に期待し、希望を抱いた1年。
・政権交代で新内閣が発足し政策、行政が刷新。
・裁判員制度や高速道路料金割引制度などさまざまな新制度がスタート。
・新型インフルエンザの流行で新薬が登場。
・米大リーグ・マリナーズのイチロー選手や水泳競技での新記録ラッシュ。
などの理由で、『新』という漢字が選ばれたようです。
『新』は、私の事務所のロゴマークでもあります。
このロゴは篆刻作家の宮後随想先生からいただいたもので、私にとって宝物のようなものです。
宮後随想先生は、本名:宮後浩さんといって有名な透視図(パース)の先生なのです。
建築を志した人なら必ず目にしたことのあるテキストをいくつも出版されていて、芸術学博士でもある宮後先生は、篆刻の世界でもその才能を発揮され日展にも出展されています。
ひょんなことからお知り合いになり、お会いする度に先生の人となりを勉強させていただいています。
今年は、私にとっても「新しいこと」に期待し、希望を抱き、その多くが実現し、「新しい出会い」にも恵まれ本当に良い一年になりました。
来年もより一層の努力を重ねることで、より良い一年にしたいと思います。
支えてくださった皆様に感謝です。

日本の空間デザイン展
2009.12.02~07
大阪くらしの今昔館

日本の空間デザイン展にいってきました。
初日は平日ということもあり、訪れる人も少なかったようですが土日は一転、大人から子供まで本当に沢山の人が訪れていました。中でもお孫さんを連れて来られたお婆さんが、「このデザインはどうなっているのですか?」と急に私に声を掛けられ、私のつたない解説を熱心に聞かれていたのが印象的でした。
私たちの仕事はデザインで生活を豊かにすること、ひいては世の中を動かすことにも繋がると信じています。事実、絵画や音楽にとどまらずあらゆる芸術活動がこれまでも世の中を変えてきました。
建築やインテリアもようやく一般の方々にも認知され始めましたが、欧米に比べるとまだまだ物足りないように思います。
この度のようなデザイン展を通してもっともっと建築・インテリア・デザイン・アイデアが生み出す素晴らしい空間や街並みが認知され、後世に残る豊かな環境が広がっていくことを願っています。



利賀フェスティバル
2009.08.28~30
利賀山房(富山県)

1 利賀芸術公園
2 建築家の磯崎新さんと
3 ニジマス(その辺の川で普通に泳いでます。)
利賀フェスティバル2009にいってきました。
利賀フェスティバルというのは、演出家の鈴木忠志さんと建築家の磯崎新さんがコラボレーションして実現した世界的な演劇フィスティバルです。
私が学生の頃、古谷誠章(建築家・早稲田大学教授)先生に連れて行っていただいたのがきっかけで、時間を作っては毎年のように観に行っています。
30年前の利賀村は急速な過疎が進み、若い人がほとんどいない状態になりつつありました。そこで鈴木氏と磯崎氏は、地場産業の乏しいまちに新しい産業をつくるため、まちづくりの一環として、合掌造りの民家を再生した小さな劇場を創りました。その小劇場を、鈴木氏が主催する劇団SCOTの専用劇場とし、利賀山房と名付けたのです。
その当時、鈴木氏は自信の著書の中で『日本の演劇は西洋のものと比べて非常に低いレベルにある。西洋では、劇場に専属の劇団があるのに対して、日本の劇場はどれも公共のもので、ひとつの劇団が自由にその施設を利用することができないことにその要因がある。』と述べています。
1981年に発足してから約30年、日本で初めての専用劇場となった利賀山房は徐々にその規模を大きくし、今では世界各国から新進のアーティストが集う場所となっているのです。

BEST STORE OF THE YEAE 17th
2009.03.05
東京ビッグサイト

『cafea'clever』がBEST STORE OF THE YEAR 17thで優秀賞を受賞しました。
cafe'cleverは、なんばウォークにあるコーヒーショップです。
昨年の『Dernie』に引き続き2年連続の受賞は、私にとって自信から確信に繋がる結果となりました。
私は常に人の身体的な感覚にこだわって、ものづくりをしようと考えています。
自分自身が感じた良い空間、気になる場所、暑さ・寒さ・明るさ・静けさなどがもたらす快適な空質感。わずかな空気の動きも感じ取らなければなりません。
そういった感覚をクライアントはもちろん、工事に携わった人みんなで共有することで生み出されたのだと思います。
クライアントにとっては今までに無い試みも沢山あり、工事が始まる直前にも『ほんまに大丈夫やな?』と言われましたが、竣工した時の社長の満面の笑みがその答えだったように思います。
このようなチャンスを与えてくださったクライアントと、工事に携わり根気強く付き合ってくださった皆様に感謝です。

全日空ラウンジ(伊丹空港)
竣工記念パーティー
2008.12.12
伊丹空港

竣工パーティーにいってきました。
全日空の日常の業務と事務所の移転という過密スケジュールの中で始まったラウンジの計画は、かなりハードなものでした。分刻みで幾度も打ち合わせを重ねたこともあって、完成したときの喜びはクライアントにとっても私にとっても特別なものでした。
パーティー当日は、終始和やかな雰囲気で普段は見せない姿もちらほら。
計画中の私のアダ名が『コナンくん』だったことも暴露され。。
私にとって、忘れられない一日になりました。
この度の計画では、プロポーザルコンペで私のプランを選んでいただいて、本当に貴重な経験をさせていただきました。その上このようなパーティーまで開催していただいて、設計者冥利につきました。

出江寛
JIA会長就任記念パーティー
2008.03.15
ホテルモントレ

師匠の出江寛が、JIA(日本建築家協会)の会長に就任しました。
所長の御挨拶
『設計を始める前に、今の生き方を見直してください。過去の文化をもう一度見直してください。近代になって捨ててしまった私たちの生き方や文化のなかに人類を救うアイデアがあるのです。建築は哲学を表現できます。そして人の心を変えることができます。「建築とは哲学すること」を忘れずに、新たな創作に取り組んで頂きたいと思います。』
パーティー当日は、全国各地から弟子達が駆けつけました。
めでたい雰囲気で所長のスピーチが始まりすでに60分。。。いつもの饒舌ぶりが炸裂。
OB・OGともに微動だにせず聞き入った挨拶は、私たちが所員のころから変わることなく、いつも所長が繰り返し口にしていたことばかりでした。
ゆるぎない自信と研ぎ澄まされた感性から生み出される言葉のひとつひとつには、はかり知れない深さと重みがありました。
会場で御挨拶をしたあと、先日受賞したBEST STORE。。の報告をすると
「お前は優秀や!」といってくださり、さらに貴重なアドバイスまでいただきました。
あらためて、所長の弟子で良かったと思わされる瞬間でした。
所員時代の私は、所長にデザインでNoと言われたことが無いのが唯一の自慢で、
「お前がみんなにデザインを教えてやってくれ。」と言われたのが今でも心のよりどころになっています。
ただし、よく怒られもしました。紙の無駄遣いをしたり、見積もりの取り方が気に入らなかったときには瞬間湯沸かし器のように激怒され、積み重ねた新建築(建築雑誌)でドカッ!。。
今では全てが良い経験でしたが、出江事務所で必死に修行していた頃が懐かしく思い出されました。
所長の弟子であることに誇りをもち、もっともっと勉強してその名に恥じない建築家として生きていこうと思わされる一日でした。

BEST STORE OF THE YEAR 16th
2008.03.06
東京ビッグサイト

授賞式にいってきました。
『Dernie』がBEST STORE OF THE YEAR 16thで優秀賞を受賞しました。
Dernieは、私の親友が経営する奈良の美容室です。
初打合せから3ヶ月。
Dernieのお手伝いができたこと、完成したときのスタッフの皆さんの笑顔、お店づくりに
携わった人みんなに幸せを分けてもらえたように思います。
引渡しの日に、スタッフの女の子が『これから頑張ろうと思う』と言ってくれたのがすごく
印象に残っていて最高に嬉しかったです。
この度の賞は、インテリア業界では有名な人も同時に受賞されていて、私にとって良い
自信と励みに繋がりました。
素敵な賞をDernieで受賞できたことが本当にに嬉しいです。
店長の岩見さんが私を最後まで信じてくれたことに感謝です。
ありがとう!!