上田宗箇流和風会
ボール紙とベニヤの茶室

広島市西区
上田流和風堂
用途:茶室
延床面積:3.9㎡
階数:1階
施工:藤川正宗

古田織部から受け継がれた武士茶道は、上田宗箇によって昇華され、広島の地に新たな力を生み出す文化が築かれています。
上田流でのダンボールとベニヤのお茶室は、安価で手に入る工業製品に、手仕事を加えることで変化する、素材や空間の劇的な変化を表現しています。天井の抜けや茶道口の透け感により、内部空間に奥行きと、より深い広がりを獲得しました。
上田流との出会いは、私たち日本人がこれまでに築いてきた伝統の美学を新たなカタチで表現する機会をもたらし、今まであたり前だと見過ごしてきたモノの中に、カタチを破るヒントがたくさん潜んでいることを気付かせてくれました。

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